2014 年9月 日本民間放送連盟 民放連 放送基準解説書 2014 まえがき 2014年版の刊行にあたって 日本民間放送連盟 〔民放連〕 の放送基準は、 1951(昭和26)年10月、 民放共 通の自主的な倫理基準として制定されました。同年4月に初の予備免許を受 けた民放中波ラジオ16社は7月に民放連を設立、 その活動の大きな柱の一 つに自主的な倫理基準の制定を据えていました。 以来、 1958(昭和33)年にテ レビ放送基準が制定され、 しばらくラジオ・テレビの二本立ての期間が続きま したが、 1970(昭和45)年に一本化されて 「日本民間放送連盟 放送基準」 とな り、 民放の自律的な放送活動のよりどころとして、 今日に至っています。 放送基準は、 社会状況の変化に対応して数次にわたる改正を重ねてきてい ますが、 現在、 その条文は152を数えます。前半88ヵ条は、 人権、 法と政