2017年07月10日00:30 小口研磨本は大キライ! 美本を揃えるテクニック カテゴリコラム squibbon この言葉を知っている人は、「あれ、大キライ!」と顔をしかめ、知らない人は生涯にわたって一切気にも留めない。 いったい何のことかといいますと、この写真のようにページの縁がギザギザに削られている「小口研磨」のことです。文庫本などソフトカバーの本によく見られます。書店の文庫コーナーに並んでいる本の大半はこのような状態です。 書店へ一度出荷して、売れなかったために出版社へ返品された本は、小口についた汚れを落とすため、周囲をヤスリで削られます。結果的にホコリ等による黒ずみは消えますが、小口にはヤスリで削った傷痕がしっかりと残ってしまうのです。 筆者は、本がこのような状態になってしまうことが我慢できないくらい大嫌いなのですが、世の中の多くの人は全くこの状態を気にしていないようです。 何年
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