家屋に残っていた猫をゲージに入れ保護する村職員=1日、南大東村在所 【南大東】南大東村在所で劣悪な環境の家屋で猫を飼育したとして11月30日、動物愛護法違反容疑で50代の女が逮捕された事件で、村は12月1日も家屋に残された猫の保護を続け、22匹を運び出した。今後、県動物愛護管理センターに移送し譲渡先を探す。一方、容疑者は逮捕前、本紙の取材に対し、虐待との指摘があることを否定し「殺処分から猫を助けたい」と語っていた。 【事件の一報】劣悪な環境で猫38匹を飼育、動物愛護法違反容疑で女を逮捕 防護服に身を包んだ村職員らは1日、家屋内に数万匹いるとみられているゴキブリを駆除するため、猫に害のない薬剤を屋内で散布した。関係者によると、天井からは「雨のように」大量のゴキブリが落ちてきたという。死後1年以上経過したとみられる、白骨化した猫の死骸も2体見つかった。現場の惨状に関係者は「明らかに虐待だ」と語