今回取り上げる映画『ビリギャル』は、2015年の興行収入ランキングの16位に入るほどのヒット作品ですが、話題になったのは知っていても、馴染みがないという人も多い映画かもしれません。 原作の『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應義塾大学に現役合格した話』もヒットしましたが、タイトル通り、学年でビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶応大学に合格するという話で、映画公開後には、たくさんの人に見られたのと同時に、学年ビリとはいえ、主人公の通っていた学校が進学校であったこと、偏差値が悪かったのは国語だけだったこと、受かった学部の科目が英語と小論文だけだった、高額な塾に通うだけの財力があったなどとインターネット上で突っ込まれることもありました。 今回は、そんな論点も含め、また別の視点からもこの映画を見てみたいと思います。 ビリギャル家族はよくある地方の家族?この映画を見て私が気になったのは