大学入試センター試験廃止と新テスト導入に代表される、文科省の教育改革が本格的に動き始めています。学習の内容や方法の改変はもちろんのこと、「学校」という組織の在り方についても今一度見直す必要があると、『2020年からの教師問題』(ベスト新書)の著者・石川一郎先生は言います。そこで今回は、学校における「クラス」という枠組みについてどう考えるべきか、石川先生にお話を聞きました。 ◆クラス経営とは、多様性を無視すること 学校における「クラス」の存在価値について、私は日ごろから疑問を持っています。クラスの中では、生徒ひとり一人の考え方や善意より、集団の利益の方が優先されるケースが多いからです。もちろん、集団としてまとまることにメリットはあると思いますが、結束を強くしすぎると何が起こるかということを、現役の先生方は一度考えた方がいいと思うのです。 クラスがクラスとしてのまとまりを求めたとき、そこ
![まるで村八分のような学校の「クラス」は、もういらない (BEST TIMES) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/52a2c4050f5cf6ac85895731fdecc25f42745785/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20170605-00005830-besttimes-000-view.jpg)