ロサンゼルス(CNN) 米カリフォルニア大学サンディエゴ校の男子学生(23)が2日、麻薬所持や使用容疑で拘束された後の5日間、拘置所の独居房で手錠を掛けられたまま水や食料、排尿の時間も与えられなかったとして米麻薬取締局(DEA)に損害賠償を求める訴訟を起こした。 DEAのサンディエゴ支部は、学生の収監が忘れられていたのは「手違い」が原因とする声明を出し、深い謝罪を表明した。拘束手続きに関する徹底的な内部調査を行うことも約束した。 一方、弁護士は「手違い」との説明に反発し、学生はほとんど死にかけていたと反論。拘束されていた5日間には週末が含まれていた事情があったとしても、平日のまる3日間も放置されていたことの説明にならないとも主張した。 エンジニアリング専攻の学生が閉じ込められていた独居房は暗くて狭く、窓もなかった。拘束中、のどの乾きをいやすため自らの尿も飲んだという。助けを求める叫び声も挙