6月12日に行われたイラン大統領選挙では、違法な選挙結果操作があったとして、落選した改革派候補支持者たちが抗議行動を起こし、一時騒乱状態となったのはご存知のとおり。 結局、改革派側を勝たせたかった欧米諸国の口先介入の甲斐もなく、選挙結果は有効とされたが、不正疑惑の根拠のひとつとして主張されたのが、統計的不自然さと言うものである。 6月20日付けのワシントンポストには、選挙結果として発表された各地の得票数を見ると、一の位に”7″がくる率が高すぎる、という記事が掲載されている。 各地の投票数は、さすがに最上位の数字は固定しているだろうが、少なくとも一の位では0から9までの数字が均等に出現すると期待される。公表された29の地区別の候補者別投票数をみると、末尾が7で終わるものが17%で、5で終わるものが4%と、確率的ばらつきの程度をこえた偏りが見られるのだという。 また最後の二桁の数字が隣接してい