2015年春の採用に向けた主要企業の会社説明会が12月1日に解禁され、大学3年生らの就職活動が本格化している。12月が解禁日となるのは今年度が最後となる。経団連のルール変更により、来年からは3年生の3月に繰り下げられる。一方、景気の回復期待により、企業の採用意欲は高まることが予想されている。企業の新卒採用と学生の就活事情を取り巻く環境は大きく変化しており、新卒採用支援サービスを展開するネオキャリアは、「弊害もある」と分析する。 ■採用プロセス短縮、就業体験拡大…企業は対応に躍起 「昨年の2014年卒の活動では、ボーダーライン上の学生が、早々に大手企業から内定を得る例が散見されました」 企業の採用計画を支援する、採用インテグレーション事業部長の小櫃靖也氏はこう分析する。 従来は大学3年生の10月1日だった採用広報の解禁日が、2年前(2013年卒の活動)から12月に繰り下げられた。広報
平成27年卒業予定者の就職活動が12月1日、解禁された。リーマン・ショック(20年)以降、経済状況の悪化から子供の就職への保護者の関心が高まっている。保護者は就活中の子供にどう接すればいいのだろうか。(油原聡子) 明治大学の就職キャリア支援部の高瀬功・就職キャリア支援事務長は「リーマン・ショックを機に、保護者の就職活動への関心は高まってきました」と明かす。同大では保護者を対象とした就職の説明会を全国で開催。夫婦で来場するケースもあり、一部の会場では1家族1人と制限しているほどだ。 ベネッセ教育研究開発センターの大学生の保護者に関する調査(24年)によると、「卒業後にすぐ就職できるかどうか心配」と答えた保護者は、1年生で38・6%だが、2年生で48・4%。3年生で58・6%、4年生では59・7%に上った。 保護者が子供の心配をするのは当然だが、就職して仕事をするのは子供自身。高瀬さんは
息子が日テレに入ったのも私のコネです――。タレントみのもんたさんが雑誌に寄せた手記を見て、「やっぱりか」と落胆した就活生も多いだろう。手記によると、みのさんの次男は日テレの採用試験を受けたが、「難しすぎて名前と住所しか書けなかった」。そこで、みのさんが当時の日テレ・氏家齊一郎会長(故人)に直談判し、入社にこぎつけたというのだ。 こうした「縁故採用」を行っているのは、なにも同社に限った話ではない。すべてを「コネだ」と決めつけるのは乱暴だが、大物タレントや有力政治家の子どもが有名企業で働いている例は、枚挙にいとまがない。 一方、多くの学生は「厳正な採用基準」を信じ、12月から一斉に始まる就職活動に備えている。学生たちにとって、試験の出来が悪くても「親の七光り」で入社できてしまうという現実には納得がいかないだろう。企業が一部の社員を「コネ」で採用することは、法的に問題ないのだろうか。労働問題
来春卒業予定の大学生の今年10月1日現在の就職内定率は64.3%(前年同期比1・2ポイント増)で、3年連続上昇したことが15日、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。高校生の内定率は45.6%(同4.6ポイント増)だった。景気回復を反映し改善傾向だが、文科省は、まだ15万7700人の大学生が内定を得られていないと推計。「08年のリーマン・ショック以前の水準にはまだ戻っていない」として、さらに支援に力を入れる。【福田隆、東海林智】 全国の国公私立大62校、4770人を抽出し、就職希望者(希望率77.9%)に占める内定者割合を調べた。 設置者別では国公立大67.8%(同0.2ポイント減)、私立大63.1%(同1.6ポイント増)。男女別では男子64.5%(同1.5ポイント増)、女子64.0%(同0.8ポイント増)で、前年と比べて男子の好調ぶりがうかがえた。系統別では文系63.0%(同0.6
今年の女子就活生のキーワードに「キラキラ20時退社」というのがある。どういう意味なのか。そこから彼女たちのワークライフバランスについての意識が伺える。作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が解説する。 * * * 女子大生の企業選びの新基準として「キラキラ20時退社」が浮上しています。この最新トレンドをご紹介しましょう。 ある20代の女性向け人気ファッション誌の編集者に聞いた話です(誰もが知っているあの雑誌です)。就活特集のために、読者を取材していたそうなのですが、そこで読者から頻出したキーワードがありました。それは「キラキラ」と「20時退社」です。 「キラキラ」とはどういう意味でしょう?それは、仕事に輝いている感、充実している感があることだとか。リア充感とも言えます。イメージする業界はウェブ系などです。オシャレな人が多くて、仕事も充実しているというイメージを抱くのですね、女子学生は
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