「復讐(ふくしゅう)」の依頼を受けて女性に中傷メールを送信したとして、広島県警サイバー犯罪対策課などは23日、復讐代行サイトを運営する中国籍の翁武剛容疑者(31)=東京都葛飾区奥戸6=を名誉毀損(きそん)容疑で逮捕した。同容疑者は容疑を否認している。県警によると、ネット上で「復讐屋」と言われる業者を摘発するのは全国で初めて。 逮捕容疑は、広島県三次市の女(29)と共謀。今年3月1日から19日までに十数回にわたり、同市の建築関係会社のホームページに、女性従業員(25)を中傷する内容のメールを送ったとしている。 県警によると、会社を辞めた女が女性に一方的に恨みを募らせ、インターネットで見つけた翁容疑者のサイトに復讐を依頼。翁容疑者は中国のサーバーを経由して送信元を匿名化するソフトを使い、「(女性が)前の会社で金銭を盗んだ」「社長や専務と愛人関係にある」などとうその内容のメールを会社のホーム