俺のようなコミュ障が一人で遠方に赴いて散策し、 景勝地の風景写真を撮り(人に撮影を頼む勇気すらない)、 店員との事務的な会話を二・三回こなす一日を過ごし、 ホテルで一人眠りにつく生活を送ったところで、 何の意味もないのだと気がついた。 高い金を払って、泊り込みで遠方にウォーキングに行っているようなものだった。 自宅近くの公園を徘徊しているのと違いはなく、ただ金を捨てただけであった。
「働けばなんとかなる」――その思い込みだけで突っ走り、セーフティーネットをおろそかにしたツケが再び押し寄せている。失業保険は不十分なまま、職業訓練や資格所得のメニューも貧弱、再就職先はブラック企業、支援する側が非正規雇用で、大手企業すら「求人詐欺」で搾取するだけ……。 世代間対立している場合じゃない。親子で共闘せよ 今野晴貴(以下、今野):悲惨な話ばかりをしていても救いがないので、求人詐欺や貧困に対して、具体的な処方箋を考えてみましょう。 まず求人詐欺については、予防策として、求人票のリテラシーを身に付けることが大切なのは言うまでもありません。でも、求人詐欺の手口はどんどん巧妙になってきているのも事実なんですよ。 藤田孝典(以下、藤田):不幸にも被害に遭ってしまったら、どういう対処の仕方があるのですか。 今野:たとえば求人の内容と契約書の内容が違っていたら、後から未払い分の給与を請求するこ
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