主な生命保険各社の昨年度の決算が出そろい、日本生命は三井生命の買収で業績が押し上げられたことなどから、売り上げに当たる「保険料収入」が前の年度より16%増え、第一生命を抜いて再び業界首位になりました。 それによりますと、昨年度の売り上げに当たる「保険料収入」は、日本生命が前の年度を16%上回って6兆2620億円となりました。 これは、去年12月に三井生命を買収したことで業績が押し上げられたことに加えて、銀行の窓口での新商品の販売が好調だったためです。 これに対し、前の年度に保険料収入で戦後初めて首位になった第一生命は2%増えて5兆5860億円となりました。 この結果、日本生命が保険料収入で再び、業界首位に立ちました。 一方、来年3月期、つまり今年度の決算については、日本生命と第一生命を含めた生命保険大手7社のすべてが、保険料収入の減少を予想しています。 これは日銀が導入したマイナス金利政策