世界文化遺産への推薦が決まった「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について、関係する自治体でつくる会議は、ユネスコの諮問機関の指摘を受け、キリスト教が禁じられた歴史を強調するため名称を「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に変更することを決めました。 そして、1日、関係する長崎県と熊本県の自治体でつくる会議が長崎市で開かれ、キリスト教が禁じられた歴史や文化を強調するため、名称を「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に変更することを決めました。 再推薦をめぐっては、長崎県が一部の教会などについて、キリスト教の禁教との関連が薄いとして、構成する資産から外すなどの対応をとっていました。 長崎県の中村知事は「最大の価値は潜伏期にあるという指摘を受け端的に表す名称に変更した。来年2月の推薦書の提出に向けさまざまな観点から説明を加えていきたい」と話しています。