山際淳司の話がなかなかできなくてすみません。 とあるところにマーケット・レポートを日英で書き始めました。それとは別に(系列プロダクションで)コラムを書くことも決まり、先程入稿を済ませました。 * マーケット・レポートは尊い仕事です。世界の先端に触れている気がする。内外の世代の下の有能な人たちと縁もできた。コラムも、ビジネス寄りですが、自分の新しい一面が掘り起こされるようで、楽しい。 * でもね、忘れちゃいけないと思うんですよね。 僕の日本語は、百姓(造園/果樹園)の倅で土とともに叩かれ、磨いてきたものです。もっとはっきりいえば、僕はばあさんから聞かされた花や樹々の名前を、古層に眠らせて受験勉強や実学で覆ってしまった。そのことを後になって気づいて愕然とした。そのときに始まります。 掘り返しても掘り返しても間に合わない。 信じられますか? 花や樹木の名前が自然に口をついて出てこないんですよ。