ウォシャウスキ姉妹の新作『ジュピター』を見てきた。一言で言うと「宇宙でプリティ・プリンセス」みたいな… ヒロインのジュピター(ミラ・クニス)はロシア系アメリカ人で、母やおばと掃除婦をやり、うるさい家族の干渉に耐えながら細々と暮らしている。ところがジュピターは宇宙のかなりの部分を支配しているアブラサクス一族の亡き女王の生まれ変わりであることがわかり、アブラサクス家の覇権を狙うバレム(エディ・レドメイン)、カリーク(タペンス・ミドルトン)、タイタス(ダグラス・ブース)のきょうだいの争いに巻き込まれる。ジュピターは暗殺される寸前に傭兵ケイン(チャニング・テイタム)によって救われ、女王として即位するが… この映画、とにかく出来がひどい。まず脚本がいろいろ問題で、なんか地球がすごい危機に陥ったりするのだがそれが不用意に解決してもう地球の危機とかいらなかったんじゃないのかという気持ちになるし、他にも細