20日午後3時40分ごろ、JR西八王子駅(東京都八王子市)で、中央線の甲府発立川行き普通電車(6両)が、停止位置より約160メートルオーバーランして非常停止した。先頭車両はホームから約80メートル飛び出し、約36メートル先の踏切をふさぐように止まった。乗客180人にけがはなく、西八王子駅で降りる予定だった乗客は、次の八王子駅で下り電車に乗り換えた。 JR東日本八王子支社によると、電車は男性見習運転士(27)が、男性指導運転士(32)のもとで運転。ホームに入る際の減速が不十分だったため、指導運転士の指示で見習運転士が非常ブレーキをかけ、車掌も同時に非常ブレーキをかけたが、止まり切れなかった。踏切の誤作動を防ぐため、引き返さずに八王子駅まで運転したという。