調査会社のガートナー ジャパンは2016年7月4日、日本企業の情報セキュリティへの取り組みに関する調査結果を発表した。ユーザー企業のITリーダーを対象にセキュリティに関する懸念事項を質問したところ、21%が「コストがかかりすぎる」と回答。セキュリティ対策を推進するに当たり、内容が「複雑すぎる」が13% 、強化を「どこまでやればゴールなのか分かりにくい」が12%と続いた(図)。 同社は、コストが掛かりすぎることが懸念事項のトップになったことについて、セキュリティのリスクを減らすために対策を積み重ねるほどコストはかさむと指摘した。その上で、企業において「セキュリティに関するインシデントは明らかに経営上の大問題になっている。セキュリティは、単なる維持コストではなくビジネスに不可欠な投資である」と分析している。 同社によれば、セキュリティへの取り組みは、ITやセキュリティのリーダーのみで判断を下せ
![[データは語る]セキュリティの取り組みで日本企業の最大の懸念はかかり過ぎるコストで21%に──ガートナー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/acbbf1573f0c8e144d1ed3c817b84350072fd7de/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fnews%2F14%2F110601779%2F070400669%2Ftopm.jpg%3F20220512)