4月3日からグーグル(株) の提供する『Google Apps Education Edition』を導入した日本大学。後編では、その導入の意図について日本大学の関係者にお話をうかがった。 10万人の学生に同じ水準のサービスを提供したい 日本大学は、これまで、14の学部や短大、研究機関などが日本各地に分散しているだけでなく、各組織が異なるネットワークシステムを運用していたため、性能や学生するサービスの差、構築/運用コストの過負担といった問題を抱えていた。 日本大学総合学術情報センター 情報企画課課長の吉田誠氏は次のように話す。 「改善ポイントは大きく分けて3つありました。学部間の標準化による学生サービスの均一化、運用に関わるコストの削減、セキュリティの強化です。グーグルさんがサービスを開始したことは昨年の8月ごろに知りました。まずは、学内でも前向きだった松戸歯学部、商学部、薬学部、経済学部