「一迅社の力を借りてオタクマーケットに参入したい」「講談社とならいい補完関係に」──講談社が一迅社の全株式を取得し、完全子会社化することで合意した。コアなファン層をつかんでいる一迅社と、電子書籍や海外展開のノウハウも持つ講談社が手を組むことで、コミック分野で相乗効果を発揮する狙いだ。 10月14日、都内で開かれた共同記者会見には、講談社から野間省伸社長と森武文専務、一迅社から原田修会長と杉野庸介社長が出席。子会社化の経緯と今後の方針について語った。 コアなジャンルに強い一迅社 一迅社は、1992年に原田会長が設立した「スタジオディーエヌエー」と、エニックス(当時)で漫画誌編集長を務めていた杉野社長が設立した「一賽舎」が2005年に合併して誕生した。 『ヲタクに恋は難しい』『最遊記 RELOAD BLAST』『ゆるゆり』や、雑誌「月刊コミックゼロサム」「コミック百合姫」などコミック系に強く、
![「一迅社の力を借りてオタクマーケットに参入したい」 講談社が一迅社子会社化 両社トップが語るその狙い](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1d54f888e4504d46d6ecf88e7f748e46f050e8a4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F1610%2F14%2Fl_ma_ko01.jpg)