東山動植物園(名古屋市千種区)は、公開を始めた巨大サボテン「ベンケイチュウ」の愛称を募集している。同園80年の歴史で、植物への愛称募集は初めてという。 ベンケイチュウは米アリゾナ州、メキシコのソノラ砂漠原産で、サボテンの中では最大級の大きさ。1987年、米アリゾナ州から5本の寄贈を受けて、展示していたが、今年初めに最後の1本が枯れた。 80周年の目玉として再び導入しようと、長野市の農家から、高さ5・4メートル、直径40センチのベンケイチュウ1本を購入。今月18日から温室で展示している。 愛称募集は6月18日までで、展示場所などに設置された用紙に愛称を記入するなどして応募箱に 投函 ( とうかん ) する。命名者には年間パスポートなどの記念品が贈られる。