警察官による残酷な黒人男性の殺害(ジョージ・フロイドさん暴行死)に端を発し、全米中に広がった大規模なデモ。ここニューヨークでも一部が過激化した時期もあったが、現在は規模が縮小し平和的に抗議活動が続けられている。 当初、警察署の周辺一帯はバリケードが張りめぐらされIDがないと通り抜けられないようになっていたが、最近は警戒も緩み始めている。一部の犯罪者により略奪行為なども起こったため店の外側に防護板が取り付けられていたが、再開に向けそれらも少しずつ取り外されてきた。 NYで進む警察改革デモに参加した人々の抗議内容の1つに、悪しき警察と司法制度の改革への叫びがある。長年、警察による一般市民への暴力や不祥事が、見て見ぬ振りをされ野放しにされてきた。しかしニューヨーク州はこれを機に改革への舵を切った。先週より新たな警察改革法が次々に発表されている。 6月12日、クオモ州知事が署名し成立した法律はこち