公式見解は発表されていない アメリカの学生や高等教育機関は今、さまざまな情報により混乱に陥っている。 米トランプ政権が7月6日に打ち出した外国人留学生に対する新方針 ── 学校が今秋以降、オンライン授業のみの場合、入国に必要なビザ(査証)が無効になるという措置 ── について、教育機関などから抗議を受け、14日「撤回に合意した」とボストンの連邦裁判官から発表があった。 しかし、アメリカ当局からの公式発表はまだされていない状態で、さまざまな憶測が飛んでいる。16日、在ニューヨーク日本国総領事館が発信したニュースレターには、このようにある。 「本16日午前10時現在、本件に係る米政府の公式見解は発表されていない」 筆者が在ニューヨーク日本国総領事館に問い合わせをしたところ「『撤回に合意』との報道があったのは承知しているが、アメリカ政府やICE(米国移民関税捜査局)から正式な発表はまだない状態」