耳を疑うような物価高騰ぶりのアメリカ 毎日のように食品や電気代などの値上げが伝えられる昨今。日本以上の“エグい”物価高騰に人々が辟易しているのが、ここアメリカだ。 今年に入りインフレ率は低下傾向だったが、最新の報道では卸売のインフレ率は9月に再び2.2%上昇し、4月以来最大の上昇率を示した。 一般の消費者向け小売価格にしても、コロナ禍以降の歴史的なインフレにより、一度上がってしまった価格帯はおいそれと下がってはくれない。それに拍車をかけるように円相場が一時1ドル150円台を突破。日本のメディアでは「ベーグルサンドが2400円」「ハワイで朝食が2人で1万円」「ラーメンと餃子で6000円」などと耳を疑うような報道が続く。 ちょうど今くらいの時期になれば「年末年始をどこで過ごそうか?」と考え始めるころ。しかし折からの物価高騰に、アメリカを旅行先の選択肢から削除する人は決して少なくないだろう。