新製品が出ると(今週はiPadウィークでもありましたね)、ここのところ、仕事柄、筆者は必ず次のようにたずねられる。 「で、この商品、買うべきですか?」「最近新鮮味が減ってきましたが、もうこのジャンルはダメなんでしょうか」 この種のことを聞かれたら、答えるのが私の仕事なので、そりゃあもちろん、誠心誠意答える。他方で、こんなことも思うのだ。 「みんな、企業が失敗しないでここまで来た、と思うのだなあ」と。 世の中でエクセレントと言われる会社でも、カリスマと呼ばれる経営者でも、1つの成功の裏には驚くほどの失敗がある。自信満々で打ち出した商品やサービスが大失敗に終わったり、成功した製品が、実は当初「つまらないものだ」と不評であったことを忘れてしまう。 それも当然だ。誰もがうまくいったことをアピールし、失敗したことは隠そうとする。できれば忘れてほしい、と思っているのだ。企業の業績がいいうちは、成功した
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