2022年は、京都市営地下鉄や市バスを利用する市民にとって厳しい年になりそうだ。2月議会で地下鉄、バスの運賃値上げ計画案が審議される見通しになっている。「全国一高い」と称される運賃がさらに上がれば、どこまで割高になるのか。 地下鉄は昨年、国から経営再建を義務付けられる「経営健全化団体」に転落した。市交通局は、5区間ある運賃の値上げ幅を過去最大の30円とする案をまとめており、早ければ24年度に改定される。 初乗り運賃250円は、大阪メトロより70円、神戸市営地下鉄より40円高くなる。六地蔵-二条の運賃は390円(約15キロ)に上がり、阪急電鉄の京都河原町-大阪梅田の400円(約48キロ)とほぼ変わらなくなる。京都市内を地下鉄で移動するのと、大阪まで阪急で出掛けるのと、ほぼ運賃は同じで、距離換算で比べれば、阪急の3倍も高いことになる。 東京メトロと比べると、格差はより顕著だ。京都市営は初乗り2
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