北総線の運賃の是正を求めている沿線住民や市議らが、国を相手に行政訴訟を起こす準備を進めている。ほかの私鉄に比べて普通運賃で2倍、通学定期で4倍以上高いとされる運賃の設定が、沿線住民に不当な負担を強いていると主張し、上限運賃などを認可した国に認可の取り消しを求めるという。 準備しているのは、柴田圭子白井市議、山本清印西市議、月刊千葉ニュータウンの武藤弘代表ら。近く訴訟を支援するための会を発足させ、沿線住民から原告に加わるメンバーを募る。成田スカイアクセスの開業前日の7月16日、東京地裁への提訴を目指すという。 成田スカイアクセス(京成高砂―成田空港間51・4キロ)は、途中の印旛日本医大までの区間(32・3キロ)は北総線の線路を使い、そこから空港までは成田高速鉄道アクセスなどが敷設する線路を使う。 提訴した場合、成田スカイアクセスの運賃と、同時に5%弱値下げされる北総線の新運賃の体系は「