■山口二郎氏と宮本太郎氏 ■政策決定に影響力 北海道大学大学院法学研究科の山口二郎教授(54)=政治学=と宮本太郎教授(54)=福祉政策論=が今春から来春にかけて相次いで退職し、東京の大学で教壇に立つことになった。論壇や政府の有識者会議などで活躍、政策決定に影響力を持った看板教授2人が北大を去ることになる。 山口氏は、東大法学部助手を経て1984年に北大の助教授になった。93年に同教授、2000年から大学院法学研究科教授。民主党結党時からブレーンを務め、09年の政権交代を後押しした。12年10月には、政治を道内から変えようと、政策団体「『市民が主役』の政治をつくろう! 北海道フォーラム」を発足させた。 山口氏によると、来年度いっぱいは北大で教壇に立ち、来年4月から法政大学で教授に就く予定という。山口氏は「これまで自由に研究や活動ができたが、ここで環境を変えてみようと思った」と話して