長野電鉄屋代線を廃止する方針を決めた、長野市など沿線市や事業者らの「長野電鉄活性化協議会」と、長野市議会の公共交通対策特別委員会が24日、開かれた。廃止を決定した協議会と協議会事務局の長野市に対し、存続を求める住民や市議側が強く反発した。 活性化協議会では、長電の笠原甲一社長が「今年度中(3月)には(来年3月廃止に向け)廃止届を出したい」と正式に表明。長電などが作った代替バスのルートなどを事務局が例示したが、批判が集中したため、時間をかけて白紙から検討することになった。 笠原社長は2002年に長電木島線を廃止した際の手続きに触れ、11年度末で屋代線を廃止する考えを示し、「利用者には不安があると思うが、1年かけ協議して払拭したい」と述べた。 屋代線は現在、1日上下計30本を運行し、駅は13。この日は、代替バスの運行形態について、本数や停留所を現行を基本にして、バス運賃を適用することなどを示し