JR東社長「気仙沼線 BRTなら着手後1年で再開可能」 JR東日本の清野智社長は東京都内で河北新報社のインタビューに応じ、東日本大震災の影響で一部運休が続く気仙沼線について「バス高速輸送システム(BRT)なら着手から1年以内で一部運行再開できる」と述べ、バスによる早期の仮復旧に意欲を示した。将来的な鉄路再建については「仮復旧後に並行して協議したい」と、沿線自治体の意向を踏まえて判断する考えを強調した。 気仙沼線を含めた太平洋岸の被災路線の復旧について、清野社長は「安全確保のため防潮堤などが整備された後でなければ、元の場所にレールは敷設できない」と説明。「鉄路か否かという入り口の議論をするより、まずは沿線住民の足を確保したい」と述べた。 具体的にはハイブリッドや電気走行のバスによる次世代型BRTの導入を目指す方針を示し、「これら最先端の車両自体が観光資源にもなる」などと語った。輸送力を補