世界文化遺産と三池炭鉱への理解を深める「三池炭鉱専用鉄道敷跡ウォーク」が4日、大牟田市や熊本県荒尾市の同鉄道敷跡などで行われた。大牟田市石炭産業科学館が2015年から取り組んでおり、3回目となった今年は家族連れら約30人が参加した。 ウォークは同館発着で、参加者は同館職員に案内してもらいながら、鉄道敷跡に沿って万田坑や宮原坑、元炭鉱マンらが通勤で利用した駅の跡などを見学。世界遺産に登録された区間約5・5キロ(宮原坑~三池港)を含む17キロを約7時間かけて歩いた。 福岡県立輝翔館中等教育学校(八女市)の1年、楠愛果さん(12)は「どうすれば世界文化遺産を活用して街が発展するのか考えたい」と話していた。