◇JR四国9路線 運輸局試算 四国運輸局は、JR四国管内9路線について、2040年度の利用客数の試算を公表した。インバウンド(外国人訪問客)の増加などプラス要因を加味しても、人口減少による利用客減が大きく、15年度と比べ36~12%減少するという。JR四国は、推計結果について「数字を念頭に置き、将来の鉄道網のあり方を考えたい」としている。(妻鹿国和) 予讃、内子、予土、高徳、鳴門、徳島、牟岐、土讃、瀬戸大橋の各路線。運輸局や地方公共団体、学識経験者らで作る「四国における交通施策のあり方検討会」が、将来の人口推計やインバウンドを含む観光客数の推計などを基に試算した。 発表によると、愛媛県南部と高知県西部を結ぶ予土線(76・3キロ)が36%減、徳島県鳴門市内を走る鳴門線(8・5キロ)が31%減、愛媛県西部の内子線(5・3キロ)が28%減と利用客の落ち込みが大きかった。 また、愛媛と香川を結ぶ予