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兵庫県三木市で4日夕、住宅2棟と神戸電鉄粟生(あお)線・三木駅の駅舎が全焼した火災で、県警は5日午前、三木市消防本部と合同で実況見分を始めた。この火災では火元とみられる住宅に住む60代男性と連絡が取れておらず、県警は行方を捜すとともに、出火原因を調べている。神戸電鉄は始発から運行本数を半分に減らし、上下線ともに運転を再開した。 三木署によると、4日午後6時ごろ、同市末広1丁目の木造2階建て住宅付近から出火。北側に隣接する三木駅の駅舎と、別の木造2階建て住宅に燃え広がり、3棟延べ約630平方メートルが全焼した。 神戸電鉄は直後から志染(しじみ)―粟生駅間で上下線の運行を見合わせたが、5日未明、信号システムなどが正常に作動することを確認。試運転で安全を確認し、始発から運行を再開した。 三木駅では駅舎側にある下りホームを閉鎖。線路を挟んで反対側の上りホームに上下線を停車させている。同駅は1日約1
バス事業を展開する両備グループ(岡山市)が黒字路線への他社の参入で赤字31路線を維持できなくなるとして廃止届を提出した問題で、小嶋光信代表は5日午前、国土交通省に対し2月16日付で他社認可への過程に関する情報開示請求を出したことを明らかにした。タクシー事業の八晃運輸(同)の参入届を中国運輸局が認可した件について「反対運動を断固進めていく」と強調した。小嶋代表は運輸局の認可について「理由の開示が
JR福井駅西口に立つハピリン(左)と、「三角地帯」西端に立つビル(右)=福井市で2018年3月2日午前10時15分、立野将弘撮影 2023年春に北陸新幹線が福井に延伸する。五つの商店街が交差するJR福井駅西口(福井市)では、新幹線開業効果を見据えて複数箇所で再開発が進む。ただ、商店街によって再開発の進捗(しんちょく)状況に差が目立ってきた。再開発ビル完成後のテナント確保の難しさを指摘する声も上がっている。【立野将弘】 ■順調な「南通り」 駅西口の目の前にそびえ立つ再開発ビル「ハピリン」(地上21階、地下2階建て)。屋根付き広場「ハピテラス」も備え、16年4月に開業以来、駅前の交流拠点としてにぎわい、1年間で約305万人が来場した。
神戸電鉄三木駅(兵庫県三木市末広1)の下り駅舎などが全焼した火災から一夜明けた5日、運転を見合わせていた粟生線志染-粟生間は午前5時ごろの始発から上下線とも運転を再開した。 ただ、同駅の下り線路が使用できないため、運転本数は通常の約半数。バスなどの代行輸送は行わない。 神戸電鉄によると、同日午前4時前、電源設備などを点検し、安全が確認できたため、運転再開を決めた。 同駅を毎朝利用しているという兵庫県立西脇工業高校の女子生徒(17)は「まさかこんなことになるとは…。でもちゃんと電車が動いて、いつも通りの電車で学校に行けるのは良かった」と話した。
広島市を縦断するJR可部線で、廃線となった一部区間が電化延伸により「復活」して4日で1年。同市安佐北区では鉄道から街づくりを考えるサミットが開かれた。これに合わせて可部線にまつわる冊子の配布や記念入場券の販売もあり、お祝いムードを盛り上げた。 「終着駅サミット」で街づくり議論 JR可部線の可部―三段峡駅間(46・2キロ)が、利用者の減少により廃線となったのは2003年。その後地元住民らの要望を受けたことや、付近の住宅開発などにより新たに利用者拡大が見込めることから、JR西日本は一部の電化延伸に踏み切った。廃線区間に河戸帆待川(こうどほまちがわ)駅とあき亀山駅を新設し、可部―あき亀山駅(1・6キロ)が昨年3月4日に開業した。 これを受け安佐北区民文化セ…
福岡県東峰村は、九州豪雨で倒壊したJR日田彦山線大行司駅の駅舎を新年度に復元する。駅舎は2008年にJRから村に譲渡され、駅務室を活用した喫茶店、待合室は近所の住民や来訪者が交流する場になっていた。大行司駅一帯の日田彦山線は不通が続くが、村の担当者は「地域のシンボルでもある駅舎をよみがえらせ、復興に向けた情報発信の拠点にしたい」と意気込む。 駅舎は瓦ぶき屋根の木造平屋約70平方メートル。総工費は約1400万円の見込みで、村に支給された災害共済金と、社会奉仕団体のライオンズクラブの寄付金で賄う。駅舎は解体されており、村は隣接する土手の改修が終わり次第着工する。平面図や写真などの資料を基に、被災前の姿を再現する計画だ。 駅舎は1946年に建てられ、最盛期は石炭の運搬でにぎわった。近くの宝珠山炭鉱で俳優の故高倉健さんの父親が働いていたことがあり、高倉さんの主演映画にちなみ、駅舎からホームに至る7
熊本-人吉を運行するJR九州(福岡市)の観光列車「かわせみ やませみ」が4日、運行開始から1周年を迎え、人吉駅で記念の出発式があった。 人吉市の温泉旅館の女将[おかみ]でつくる「人吉温泉さくら会」や地元の青井幼稚園の園児らが参加した。高澤亮吉駅長の掛け声とともに、さくら会の有村政代会長、青井幼稚園年長の野田大虎[たいが]君と佐々木寧玖[しずく]さんが右手を挙げて出発を合図。園児や駅の職員らも、ホームから手を振って見送った。 同社によると、2月末までに8万3848人が乗車し、乗車率は53%。高澤駅長は「人吉球磨の皆さんと一緒に走ってきた1年だった。これからも、地域の発展のために盛り上げていきたい」と話した。(松浦裕子)
多摩モノレール・多摩センター駅(多摩市)からの町田延伸を見据え、「(仮称)町田市多摩都市モノレール基金」を設置し、一般会計当初予算案には初年度分の積立金として2億5000万円を盛り込んだ。 国土交通省の交通政策審議会は2016年4月、町田延伸について、箱根ヶ崎(瑞穂町)方面への延伸とともに「事業化に向けて具体的な調整を進めるべきだ」と答申しており、将来のモノレール駅周辺の基盤整備に備える。 18~23年度の6年間で15億円を積み立てる予定。9日開会の定例市議会に基金新設のための議案を提出する。 さらに18年度は、延伸推進に向けた関連組織も庁内に新設するという。 同市の一般会計当初予算案は、前年度当初比0・3%増の1465億3000万円。
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