2005年の尼崎JR脱線事故の現場整備計画で、事故後に自死した2人の家族に対し、JR西日本が事故と関連付けて名前を明記し、追悼する案を伝えたことが分かった。JR西は、犠牲者の名前を刻む「名碑」の対象を乗客106人に限る方針を明らかにする一方で、2人への対応については個別に協議を進めていた。 JR西から案を示されたのは、脱線事故で負傷し、心的外傷後ストレス障害に苦しんで08年10月に自死した岸本遼太さん=当時(25)=と、結婚を誓った交際相手の男性を事故で失い、06年10月に命を絶った荒川由起さん=当時(32)=のそれぞれの家族。 岸本さんの母、早苗さん(74)=兵庫県宝塚市=によると、今月12日に自宅でJR西の担当者と面会。「名碑の最後に『事故に関連して亡くなった方』として遼太さんの名前を付け加えたい」などと提案されたという。 早苗さんは「息子の死について、付録みたいな扱いをしてほしくない
滋賀県東近江市役所を訪れ、小椋正清市長と決めポーズをとる佐々木さん(左)と高城さん(右)=2018年2月20日午前11時10分、金子裕次郎撮影 21、22日に東近江で 最寄り駅、普段は無人駅 人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」のコンサートが21、22日に滋賀県東近江市で開かれる。グループ出張公演の誘致に成功した市は「地域活性化につながる」と期待するが、ネックは交通事情。会場最寄り駅の近江鉄道「大学前駅」は普段、無人駅で、2日間で3万人と見込まれる来場者を全てさばくことはできない。特別ダイヤにも限界があり、同社は戦々恐々としながらファンを迎え入れる。 公演は昨年も埼玉県富士見市であり、2日間で約4万2000人が押し寄せた。知名度アップを目指す東近江市が今年の開催に名乗りを上げ、昨年末に誘致が決まった。
観光客より通勤定期の客を増やすことが利用者増に効果的―。三菱UFJリサーチ&コンサルティングが中小の鉄道会社に実施した全国調査でこんな結果が18日、明らかになった。回答した39社のうち2割に当たる8社で増加し、いずれも通勤定期増が寄与していた。駅前整備など行政の支援が奏功したケースもあった。 利用者が「増えた」と回答した福井鉄道(福井県越前市)では、県が主導して駅前に駐車場を整備し、自家用車と鉄道を乗り継ぐ「パークアンドライド」での通勤を推奨している。ひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)では出資するひたちなか市が新駅建設など施設整備に補助金を出した。
新潟県は12日、格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」による新潟―関西国際空港(関空、大阪府)便の利用者が3月1日の就航から1か月で、1万人を突破したと発表した。 搭乗率は90%以上で、75~80%と見込んでいたピーチの計画を上回った。 同便は1日1往復。180人乗りで、運賃は最安4190円。 ピーチは搭乗者数、搭乗率を公表していないが、県空港課によると、24時間発着可能な国際空港の関空と接続されたことや、県内初のLCC就航で注目を集めたことなどが、好調の要因とみられる。全日空などが運航している伊丹空港(大阪府)便とのすみ分けはできているという。 米山知事は12日の記者会見で、「関西圏への時間が短くなって値段も安くなった。経済的な交流も深めていきたい」と語った。 ピーチの就航に合わせて県は4月、新潟空港から県内観光地などへの「2次交通」を担う事業者を対象に運行経費の一部を支援する
25年間にわたって上田市の上田―別所温泉間を走ってきた、上田電鉄の7200系最後の電車「7255編成」(2両)が5月12日に引退する。「ダイヤモンドカット」と呼ばれる車両正面のデザインが特徴とされ、鉄道ファンに愛されてきた。引退に伴い、今月21、28日、同電鉄の下之郷車庫で「7200系 さよならイベント」が開かれる。 7200系は、1967年から東急線で活躍した電車。93年、東急電鉄から譲渡を受け、5編成(10両)を導入。別所線の主力車両として、上田市の田園風景の中を走ってきた。 2005年には、5編成のうち「7253編成」と「7255編成」を、1986年に引退した人気の「丸窓(まるまど)電車」を模した「まるまどりーむ号」として運行。しかし、2008年に新型車両1000系が導入され、7200系の4編成は他社へ譲渡、あるいは解体され、現在残るのは「7255編成」の1編成だけとなっている。 さ
秋田港(秋田市)の貨物線駅を活用し、寄港したクルーズ船の乗客を市中心部に運ぶJR東日本の専用列車「あきたクルーズ号」が18日、運行を始めた。駅隣接地に完成したクルーズ船専用の旅客ターミナルも使用を開始した。 秋田港には同日午前、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)が入港。クルーズ号の一番列車(4両編成)は正午、旅客ターミナルから約600メートル離れた貨物線秋田港駅を秋田駅に向け出発した。 一番列車には満員の138人が乗り込んだ。メキシコ在住の会社員横田和之さん(34)は「列車があると自由に行動できて便利。列車に乗ることも観光の目的だ」と話した。運行初日は夕方まで3往復した。 秋田港では、なまはげ太鼓によるダイヤモンド・プリンセスの出迎えセレモニーもあった。旅客ターミナルの通訳付き観光案内カウンターには外国人客らが殺到。秋田犬と触れ合えるスポットなどを熱心に聞いていた
糸島市・伊都の杜(もり)地区で進められていた土地区画整理事業がほぼ完了した。大規模住宅街として整備された20・2ヘクタールに今後5年ほどで約700戸2千人が住む見込み。目の前には来春、開業を目指してJR筑肥線の新駅整備工事も進む。国内の多くの自治体で人口減少が進む中、移住人気の高い糸島市に新たな街が生まれつつある。 土地区画整理は1991年、農業後継者不足を心配する地元住民がまちづくりの勉強会をつくったのがきっかけ。農地を転用し福岡市のベッドタウンとすることで地域活性化を目指した。JR九州の新駅設置を前提としていたが、バブル崩壊などもあり協議は難航。土地造成や住宅メーカーとの窓口を担う事業代行会社が撤退するなど事業は頓挫しかけた。 しかし、追い風になったのが2010年1月の3市町合併による糸島市の誕生。農水産品やグルメなどの「糸島ブランド」が浸透し、大手ゼネコンの清水建設が事業代行会社とな
兵庫県の三木鉄道の線路跡地を活用した「別所ゆめ街道」で新たな拠点となる「別所ゆめ街道飲食物産館」(三木市)が完成し、18日、記念式典が開かれた。稲美町などで人気のうどん店を経営する業者による「いなみころ三木別所店」が入店し、21日にオープンする。2008年3月の廃線から10年。総工費約11億円をかけ、線路跡4・8キロ(幅3メートル)の遊歩道と建物の整備をほぼ完了した。(井川朋宏) 同館は当初、カフェテラスとして計画を進めたが、16年度の市議会で予算案から2度にわたって削除された末、3度目に可決されるなどにより完成が遅れた。提案型の公募に応じた3社の中から、稲美町と神戸市西区で飲食店3店を営む「いなみ」を選定した。 木造平屋の床面積281平方メートルで、客席は68席。屋根はおわん、柱ははしをイメージした。隣接するハーブ工房「みきヴェルデ」産レモングラスを使用したトムヤムクン風うどんなど同店限
▼「本県は世界で最もピアノが盛ん」と言ったら、信じてもらえるだろうか。5年に1度の総務省消費生活実態調...
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