北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、先月の台風で被害を受けた鉱山を視察したと伝えました。この中でキム委員長は、国民の厳しい生活実態を把握できていなかったと発言したということで、このところみずからの力不足を認める異例の言動を続けています。 14日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン委員長が、先月の台風9号で大きな被害を受けた東部のハムギョン(咸鏡)南道にある住宅や鉱山の復旧現場を視察したと伝えました。 この中でキム委員長は、今月10日に軍事パレードなどが行われた党創立75年の祝賀行事に関連して、「復旧現場に派遣されている軍のおかげで盛大に祝うことができた」と、感謝のことばを述べたということです。 そして、北朝鮮で、来年1月の党大会に向けて経済の立て直しを図る国民総動員の運動「80日戦闘」が始まったとされる中、期間中の復旧を指示したということ
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