中車株洲電力機車でラインオフした欧州向けの2階建て高速鉄道車両。中車株洲電力機車提供(2021年5月31日撮影)。(c)Xinhua News 【6月3日 Xinhua News】中国が初めて欧州に輸出する2階建て高速鉄道車両が5月31日、鉄道車両大手、中国中車(CRRC)傘下の中車株洲電力機車(湖南省株洲市)でラインオフした。中国が独自開発した欧州連合(EU)の欧州相互乗入技術要求(TSI)を満たす車両で、最高速度は時速200キロ。オーストリアやドイツ、ハンガリーなど5カ国の国鉄路線で使われる。 6両編成(MT比=2M4T)で、編成定員は571人、乗客定員は1280人。定員は1階建て列車より30~35%増え、欧州の繁忙路線の輸送力不足を効果的に解決する。 中車株洲電力機車の樊運新(Fan Yunxin)副技師長は今回輸出する車両について、モノコック構造のアルミ合金車体を採用しており耐衝撃