本エントリでは前回に引き続き、iPhoneアプリケーションのうち、特に実世界とのインタラクションを有するものについて紹介する。カテゴリとしては、拡張現実(Augmented Reality)、コンテキスト・アウェアネス(Context Awareness)、位置依存サービス(Location Dependent Services)などが該当するだろう。前回をご覧になっていない方はまず下記エントリからご確認いただきたい。 いよいよ実世界にタッチするiPhoneアプリまとめ - A Successful Failure AR系アプリはツールキットの充実化などで今後もますます増加するものと考えられるが、本エントリは全ての網羅を目的とするものではなく、中でもキラリとアイデアが光るものを中心に取り上げていきたい。 GolfScope:ピンまでの距離を計測 GolfScopeは光学式のゴルフスコープを
携帯電話は常に電源が入ったネットワーク接続デバイスであり、常時ユーザが持ち歩くと言う点において、ウェアラブルコンピューティング(Wearable Computing)で語られてきたユースケースを徐々に実現しつつある。特にiPhoneはGPS/コンパス/加速度などの各種センサに加え、アプリケーション開発自由度の高さから、現時点で最も開発アクティビティの高いデバイスであると言える。 本エントリではiPhoneアプリケーションのうち、特に実世界とのインタラクションを有するものについて紹介する。地図と連動して単純に現在位置から最寄りの施設やその施設のクーポン、イベント等を検索して提示するようなアプリ、単に音声を録音したり、音声コマンドを認識して動作するアプリは多く存在するが、本エントリでは扱わない。ここではiPhoneに搭載されているセンサを一工夫して実世界を認識し新たなサービスを提供するアプリに
ひとりで作るネットサービス第43回は、拡張現実(AR)を用いた画期的なWebサービスを展開するクリエイティブ集団「AR三兄弟」をとりあげる。大企業系列会社の一部門でありながら、新しい技術やサービスに果敢に挑戦する彼らの狙いはどこにあるのだろうか。AR三兄弟「長男」の川田十夢さん(32)にお話を伺った。 「省略しまくり」のセカイカメラに衝撃 「好きな言葉に『斬新とは省略することである』というものがあります。そういう意味ではセカイカメラは衝撃的に斬新でした。なにせ“省略しまくって”いますから」 2008年に発表されたセカイカメラはARを活用した画期的なサービスである。iPhoneのカメラを通して周りを見ると、ほかの誰かがそこに残した情報が浮かび上がってくるというものだ。日本のベンチャー企業でありながら、米国のTechCrunchにも取り上げられて注目を集めた。 「今までワンクリックをいかに省略
最近、「新しい技術」タグを付けるような内容のエントリー書いてないなぁ。と言うのと以前、twitterでセカイカメラの話があったときに「こんなのもあるよ」とつぶやいたら意外と「反響があった&結構みんな知らなかった」という状況だったのでSREngineなどを中心にAR関連のこと書いときます。 SREngineとはこちらのサイトのSeinさんという方が作られている「シーン(景色や風景)を識別するソフトウェアエンジン」です。 とりあえずムービーを見てもらったらすぐにこの凄さが分かると思います。 識別した情報を元にセカイカメラの様なことや 現実の撮影データの上にお店の評価やカーナビの様な情報も表示できるみたいです。これは実際に使ってみたい!! Sein blog: 【拡張現実AR】SREngine for iPhoneプロトタイプの動画 http://semanticlog.blogspot.com
ついに世界デビューを果たした「セカイカメラ」、2日前にTechCrunchのSerkan Totoと一緒に取材をして、すぐにブログに記事を書くはずが、古川享さんからのメールで予定変更に... 家路への電車を途中で進路変更し、六本木ヒルズへ「未踏プロジェクト」の成果発表会を聞きにいくことになりました。こちらでもセカイカメラに負けないくらい、世界を変えるかもしれない、新しい文化を生み出すかもしれない素晴らしい成果がいくつか発表されていて面白かったです(後述します)。 でも、まずは「セカイカメラ」、(現実)世界デビューの紹介から。 「Rooms」という招待制のファッションイベントでSoftbank Telecomのバックアップの下、 華々しくデビューした「セカイカメラ」の様子は、既にテレビニュースでも報道されているので(YouTubeで検索してみてください)、 そちらを見た人も大勢いるかもしれな
写真1 端末のテレビ電話回線を使い,画像認識によってARを実現する。乗用車のポスターを撮影すると,その映像の上に3D描画の乗用車が現れる Mobile World Congress 2009の開幕に先立つ2009年2月15日,バルセロナ市内のホテルでは「ShowStoppers」という関連イベントが開催された。ここでは仏アルカテル・ルーセントが拡張現実(AR=Augmented Reality,参考記事)サービスを公開し(写真1),来場者の注目を集めていた。 アルカテル・ルーセントが出展したのは「モバイル・エンハンスド・リアリティ」というサービス。カメラ機能が付いた携帯端末と3Gのインフラに,画像認識機能を用いることでARを実現している。具体的には,端末のテレビ電話機能を使って,物体を撮影すると,3Gのアクセス網を経由して,事業者のコア・ネットワーク側で端末が撮影した物体を画像認識する。そ
元サイボウズの社長であり、現LUNARR CEOの高須賀 宣さんと、ユビキタスエンターテインメント CEOの清水亮さんが徹底的に語りつくすガチンコ放談もいよいよ最終回。今回は、今後注目されるテクノロジについて語ってもらった。 ケータイがARの入り口になる 清水 技術の話でいうと、僕はいまARとマルチタッチに注目しています。 高須賀 AR? 清水 あまりアメリカでは話題になっていないかもしれませんが、Augmented Reality、拡張現実のことです。ヘッドマウントディスプレイみたいなモノを被って、現実空間に対して付加情報を重ね合わせて提供する技術です。例えばテーブルにあるコップを手にしたとき、そのコップがどのくらいの容量か、ということが瞬時にわかるとか。 高須賀 ああ。ターミネーターの視点みたいなものですね。 清水 そうです。NHKでちょっと前までやってた「電脳コイル」というアニメがそ
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