映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の感想・評価・内容・結末 蜷川実花の映画はなぜ心に残らないのだろうか 蜷川実花監督作品は随分と観ています。でもパッとあの作品はこういう話だったと思い出せる映画はないのです。心に残らないのです。 各映画を観た直後の印象は強いのですが、尾をひくような映画はありません。もちろんそれはわたし独自の感性のせいでもあります。 例えば『さくらん』なら「元気の良い土屋アンナさんが出てたっけ?」となるし『ヘルタースケルター』は「沢口エリカさんの美しい体」とか『Diner ダイナー』は「なんか目が回るような演出だった、藤原竜也が出てたっけ?」となります。 俳優にとっては良いかもしれません。あと蜷川さんの色彩感覚のイメージが強烈すぎます。綺麗なことは綺麗なのですが、日本的な色彩ではない世界観が残りすぎます。 それはそれで高く評価しています。写真家でもありますから照明技術の高
![映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』ネタバレ・あらすじ・感想・評価。蜷川実花映画はインパクト勝負だけ作品。物語を紡げない。二階堂ふみは最高演技。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fc77d32d2182899a179b09c44b6de790ead0b5f3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fundazeart.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F09%2F20190918dazai.jpeg)