あるオブジェクトのプロパティ値を別のオブジェクトのプロパティ値にコピーするコードは、よく書くものだ。特にMVVMなどのアーキテクチャでロジックと画面を分離するときには、頻繁に記述することになる。そのようなコードの記述は退屈だし、それ故、間違いも入り込みやすい。自動化できたらよいのにと思ったことはないだろうか? それを実現する「AutoMapper」というオープンソースのライブラリがある。本稿では、AutoMapperの基本的な使い方を紹介する。 なお、本稿執筆時点でAutoMapperがサポートしているのは.NET Framework 4以降であるが、NuGetから導入するため、本稿ではVisual Studio 2012を使って説明する*1。また、本稿のサンプルは「MSDN Code Recipe:.NET Tips #1102」からダウンロードできる。