ハンバーガーチェーン大手の日本マクドナルド(東京)は、徳島市東新町1の徳島店を4月いっぱいで閉鎖する。マクドナルドの県内第1号店として30年余り営業してきたが、近年は地元商店街のにぎわい減退に伴う客離れによって、売り上げ不振が続いていた。 マクドナルド徳島店は1979(昭和54)年11月、日本マクドナルドの直営店としてオープン。90年12月からは、営業権の譲渡を受けたサンフォート(徳島市)がフランチャイズ(FC)運営してきた。 出店当初は、東新町1丁目や籠屋町などが県都の中心商店街としてにぎわいを誇り、マクドナルドも客足が絶えることはなかったが、消費やレジャーの多様化による商店街の人出減少に合わせるように業績が低迷。関係者によると、少なくとも最近10年前後は赤字営業が続いていたという。 日本マクドナルドは今年2月、収益体質を高めるのを目的に、不採算店を中心に年内に433店舗を閉鎖する