神山町の地域戦略を担う一般社団法人「神山つなぐ公社」が進める神山中学校旧寄宿舎(同町神領)の解体工事を、公社理事が代表取締役を務める町内の建設会社が受注していたことが分かった。工事の発注者は町のため、公社や町は「理事は町と関係なく問題はない」とするものの、公社が工事を主導している上、理事の報酬は町が負担している。専門家は「町と公社は一体といえ、公平性を欠く恐れがある不適当な発注だ」と指摘している。 理事は、建設業の大南組(同町神領)の代表取締役を務める大南信也氏(64)。NPO法人グリーンバレー(同町)の理事長として神山のまちづくりを長年リードしてきた。 工事では、20戸の集合住宅の建設用地を確保するため、旧寄宿舎の鉄筋コンクリート建て4棟(延べ床面積約3500平方メートル)を解体した。 リサイクルの一環として、がれきを現地で粉砕し、土地のかさ上げに活用する工法を公社が主体となって提案。業
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