徳島県警は11日、県内の70代男性が交流サイト(SNS)でやりとりしていた相手から暗号資産(仮想通貨)と現金計約2億4500万円相当をだまし取られたと発表した。男性は「確率の高い資産運用ができる。暗号資産をやらないか」と持ちかけられ、購入した仮想通貨や現金を送っていた。県警は投資詐欺事件とみて捜査している。 県警によると6月中旬、男性のフェイスブックに関東地方の20代女性を自称する人物のコメントがあり、LINE(ライン)を通じて親しくなった。7月になって投資話を持ちかけられ、男性は指示に従い、偽サイトとみられる海外の投資サイトに登録。仮想通貨購入代として約500万円を指定口座に振り込んだ。 さらに「直接、暗号資産を購入した方が良い」と誘われ、2億4千万円相当を正規の取引所で購入。26回に分けて指定の「コインアドレス」に送った。8月下旬、取引所から「投資詐欺の疑いがある」とアカウント凍結の連