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ブックマーク / nps-9.hatenadiary.org (8)

  • 点検方法 - もっぱら環境とエネルギー

    モーターやポンプといった回転機器を組み立てて芯がぶれないように調整するには高度な技術が必要だ。上手く調整すれば、ずっと長時間止めずに安定して回転させることが可能だ。 そのため海外の原発では上手く回転している機器はそのまま運転しつづけることをしている。ところが日の原発では毎年のように回転機器を止めて、その都度分解し内部点検後に再び組み立てるという作業を繰り返している。 一定の時間がたてば必ず内部の点検をするという不合理。分解組立をしたことで、内部に異物が入ったり配管のつなぎが甘くなったりとかえって調子が悪くなる危険性もある。 これでメリットを受けているのは分解組立工事をする工事会社だけだ。地元も分解組立工事が少なくなれば仕事減ると反発しているが、原発の安全から言えば問題のあるやり方をしているのだ。

    点検方法 - もっぱら環境とエネルギー
    kawase07
    kawase07 2011/05/05
  • 巨大科学技術 - もっぱら環境とエネルギー

    原発というと一般の人は日立、東芝、三菱など大メーカーが造っていると思っている。しかし、そもそも原子炉やタービンが入るあの巨大な建物や水路はゼネコンが造っている。金額にして15パーセント程度はゼネコン受注分。原発は3万点もの部品から出来ているので大メーカーは全体の設計や大物機器の製造をして、あとは系列の企業から部品を調達している。 系列企業でもないポンプメーカー、バルブメーカーに依存している部分もある。日が原発技術に優れているのは、こうしたあらゆる技術がほぼ国内で調達できるということ。何百という中小のメーカーの持つ特殊で専門的なノウハウが結集したのが原発だとも言える。それだからこそ全部の部品が故障なく動くことはが大変なこと。巨大科学技術とはそうした宿命を持っており、どれか一つが故障すればロケットは海中へ落ちるし、原発は停止してしまう。

    巨大科学技術 - もっぱら環境とエネルギー
  • インドの話 - もっぱら環境とエネルギー

    インドは1974年に核実験をして以来、原子力平和利用の面では国際的にボイコットをされてきた。昨年、インドはようやくアメリカから原発建設に関して協力が得られるよう協定を結んだが、その裏には急激な経済成長による深刻な電力不足がある。現在、インドの電力は石炭が半分で水力と天然ガスを加えると全体の70パーセントを占めている。今のところインド人の電力消費量は日人の10分の1だが、増え続ける需要を賄うために、石炭火力発電所を増設し続けている。 これからは環境問題や国内石炭埋蔵量の制約から原子力を開発しようとしているが、現在は17基の原発によって電力全体の3パーセントを供給しているに過ぎない。すでにロシア、フランスなどが原発の売り込みをしているが、インドはアメリカや日にも声を掛けている。中国のあとにはインドという巨大な国が世界中のエネルギーをがぶ飲みにしようとしていることを認識しなければいけない。

    インドの話 - もっぱら環境とエネルギー
    kawase07
    kawase07 2009/03/17
    "中国のあとにはインドという巨大な国が世界中のエネルギーをがぶ飲みにしようとしていることを認識しなければいけない。"
  • アメリカが有利な点 - もっぱら環境とエネルギー

    スリーマイル島の事故以降、原発建設を止めたためにアメリカには原発の建設技術がなく日かフランスから輸入するしかない。しかし、今、アメリカには原発建設のための良い条件が揃っている。特に原発建設候補地が日台湾と違って地震が少なく厳しい地震対策が必要でないこと、運転保守に関しては世界トップレベルで優れたノウハウを持っていること、国の安全規制がうまく言っていること、しかし最も優れている点は国民の原子力支持率が8割にも達していることと、ノット・イン・マイ・バックヤード(NIMBY)と言う考えが少なくなって、近隣の原発での増設を受け入れる人が75パーセントにも上っていることだ。

    アメリカが有利な点 - もっぱら環境とエネルギー
  • エネルギー問題の恐さ - もっぱら環境とエネルギー

    1月24日付けの日経新聞によれぱ、ブルガリア議会がチェルノブイル事故の後、2006年から停止していた旧ソ連製のコズロデュイ原発の運転再開を決議したという。危険なチェルノブイリ型原発の停止を条件としてブルガリアのEU加盟を認めていた周辺諸国はこれに反発している。 今年の冬のロシアの天然ガス供給不安がブルガリア議会を突き動かした結果であるが、あのチェルノブイリ型の原発をいまさら動かそうというのは、つくづくエネルギーの供給が何にもまして国家の成立に必要不可欠であることを再認識させる。日ウクライナ経由のパイプラインと同じように、中東からの遠距離輸送に頼っている現実をもっと政府も国民も真剣に考えた方が良い。

    エネルギー問題の恐さ - もっぱら環境とエネルギー
    kawase07
    kawase07 2009/02/12
    「日本もウクライナ経由のパイプラインと同じように、中東からの遠距離輸送に頼っている現実をもっと政府も国民も真剣に考えた方が良い。」
  • 原発の墓場 - もっぱら環境とエネルギー

    中部電力浜岡原発が3月末で2基廃止になることが決まった。国内では東海原発に続いて2番目、3番目の廃止となる。原発のあるところは将来原発の墓場になるのではないかと心配するむきもある。燃料を取り出した後の解体による廃棄物は100万キロワット級原発で50万トン程度。ピンと来ない数字だがあの原発の建物の大きさを想像すればよい。 このうち放射能がないものが半分ある。放射能があるものでも、ごくわずかな放射能しかないものは再利用可能だ。これらを合計すると全体の9割がリサイクルできる。残りの1割、5万トンは管理する必要があり、放射能の強さによって深さを変えて地中に埋める。やはり原発体の始末より運転に使った使用済燃料の処理処分の方が大変だ。いずれにせよ散々電気を使った我々が始末をし、次世代にツケをまわさないようにしなければならない。

    原発の墓場 - もっぱら環境とエネルギー
  • 老朽化するイギリスのインフラ - もっぱら環境とエネルギー

    イギリスでは電力を石炭、天然ガス、原子力で供給しているが、ドーバー海峡を経てフランスから電力の輸入もしている。フランスの電力会社はロンドンの大手電力を買収し、「女王陛下は我々の電気を使って生活している」と自慢している。 イギリスの発電所はどれも老朽化し、このままでは2020年頃にはすべての原子力発電所も石炭火力発電所も停止する。北海ガス田は枯渇が目の前に迫っている。ロシアなどから天然ガスを買うためのパイプラインも貯蔵施設もまだない。 一方、新設の石炭火力はCCS(二酸化炭素回収・貯留システム)の併設義務を決めているが、具体的な技術はまだない。原子力の建て替えをするにもフランス頼み。 産業革命を起したイギリスはほとんどの技術や製品を外国に依存し、もっぱら金融にしがみついている。同じ島国として、どうしても日の将来に重なって見える。

    老朽化するイギリスのインフラ - もっぱら環境とエネルギー
  • 電車革命 - もっぱら環境とエネルギー

    蒸気機関車やディーゼル車が電車にとって代わられたのが鉄道の歴史だが、新たな電車革命が始まろうとしている。JR東日はリチウムイオン電池など高性能バッテリーを搭載した電車を今後10年かけて開発する。高圧架線からの放電ロスも架線の保守作業もなくなる。正月に凧が架線に絡んで電車がストップなどということもない。 何百万の電柱も架線もなくなり景観がすっきりすること間違いない。電車もマイカーと同じで夜はほとんど走らないから、夜の間にしっかり充電しておけば良い。もともと電気で走っていたのだから、バッテリーさえ良いものが出来れば、電気自動車より普及は早いかも知れない。

    電車革命 - もっぱら環境とエネルギー
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