米Sun Microsystemsが5月12日に米証券取引委員会(SEC)に提出した文書では、米Oracleの56億ドルでのSun買収の背景が詳細に説明されている。Sunはその中で、同社取締役が満場一致で承認したものの、一部株主の怒り――そして3件の集団訴訟――を呼んだ買収案のロジックについて説明している。 Sunは2000~2001年にハイエンドワークステーション・サーバが傾いて以来、10年間で数十億ドルの赤字を出している。同社は今後数年間を生き残る現実的なチャンスは、同社を補完する製品を持つ企業に買収されることだけだと信じていた。 SECの書類によると、Sunは3社の候補と話をした。だが書類にはOracleの名前しか出ていない。業界筋はeWEEKにオフレコで、ほかの2社は米IBMと米Hewlett-Packard(HP)だと話した。 このとき情報筋は、IBMが買収の準備をしており、送金
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