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ブックマーク / www.ringolab.com (13)

  • 2009年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 - 情報考学 Passion For The Future

    2009年にこのブログで紹介した小説・創作作品の中から、これは当によかったと思うランキングで1ダース並べてみました。私が2009年中に読んだというのが基準なので、昔に発表された作品もかなり含まれています。 小説に順位をつけるのは難しいのですが、1位は万人におすすめできるということで選びました。URLをクリックすると書評エントリへ、表紙画像をクリックするとアマゾンへ飛びます。 ・2008年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/01/2008-3.html ・2007年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/01/2007-5.html ・2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http:

  • 読書論 - 情報考学 Passion For The Future

    読書論 大正昭和の経済学者で慶応義塾塾長や、天皇陛下の皇太子時代の家庭教師をつとめた小泉信三による読書論の古典。自身の学者人生を振り返り、読書の理想形、何を読むべきか、いかに読むべきかを語った。岩波新書の初版は1950年だ。 名言の連続であるが3つほど感銘したポイントを抜き出してみた。 1 大著を努力と忍耐で読め 「つとめて古典を読むこととともに、私はつとめて大著を読むことを勧めたい。名著は必ずしも大冊ならず、大冊は必ずしも名著でないが、しかしそれぞれの時代を制した名著の多くは大冊であり、そしてこれらの大冊に、偉大なる著者の創始と刻苦と精励とが体化されるのが常である。それを読むことによって、吾々は単にその書の内容を知るばかりでなく、辛苦耐忍、いわば格闘してものを学ぶという、貴重な体験を得るのである。読むのページ数のみを数えて喜ぶのは無意義であるが、努力して大冊を征服することは、人生の勉

  • 2008年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 - 情報考学 Passion For The Future

    2008年にこのブログで紹介した小説・創作作品の中から、これは当によかったと思うランキングで10冊+2冊並べてみました。私が2008年中に読んだというのが基準なので、昔に発表された作品もかなり含まれています。 ・2007年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/01/2007-5.html ・2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004849.html ちなみに一昨年、昨年度はこうでした。 ■1位 宿屋めぐり http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/09/post-828.html ・宿屋めぐり 私のこのの感想は「なんだかよくわからないがすごくよ

  • Passion For The Future: 独学でよかった―読書と私の人生

    独学でよかった―読書と私の人生 スポンサード リンク ・独学でよかった―読書と私の人生 映画評論を中心に文筆活動で数々の受賞歴を持ち、日映画学校校長の佐藤忠男氏の自伝。著者は、工業高校定時制卒で、少年飛行兵、国鉄職員、電話機の修理工事人などの職を経ながら、独学で映画評論家としての道を切り拓いた。自信に満ちていながら、優しさもそなえる、風格のある独白がとても魅力的。いい先生だなと思う。 評論家になりたかった著者は働きながら文章を書き雑誌への投稿を続けた。アマチュア工員が書く映画評論という物珍しさもあってプロ編集者たちの目に留まるが、会社を辞めてプロになりますと言ったら、「アマチュアだったから面白かったのに」なんて言われる。それでもめげずに猛烈な読書をして知識を蓄え、自分流のテーマと作風を洗練させ、独立独歩で世界にその力を認めさせる。 アマチュア、フリーの著者に対して、冷たいプロの世界にその

  • Passion For The Future 魂の文章術―書くことから始めよう

    魂の文章術―書くことから始めよう スポンサード リンク ・魂の文章術―書くことから始めよう 全米ベストセラーの文章術。 第一の思考のエネルギーにまず共感した。 「第一の思考には途方もないエネルギーがある。第一の思考は、心が何かに接してパッとひらめくときに現れるものだ。しかし、たいてい内なる検閲官がそれを押しつぶしてしまい、私たちは第二、第三の思考の領域、思考についての思考の領域で生きている。最初の新鮮なひらめきからは二倍も三倍も遠ざかったところで生きているのだ。たとえば、「私は喉からヒナギクを切り取った」という文句がとつぜん心に浮かんできたとしよう。すると、1+1=2の論理や、礼儀正しさ、恐れ、粗野なものに対する当惑などを仕込まれた私の第二の思考はこう言う。「ばかばかしい。自殺しているみたいじゃない。喉をかき切るところなんて人にみせちゃいけない。どうかしたんじゃないかと人に思われるわ」。こ

  • Passion For The Future: 若き数学者への手紙

    若き数学者への手紙 スポンサード リンク ・若き数学者への手紙 偉大な数学者が、数学に興味を持った親友の娘「メグ」にあてて書いた21通の手紙。メグは一通目では高校生だが、数学者のアドバイスに従い、数学を専攻して大学、大学院へ進み、研究者となり、21通目では教授の終身職に就く。数学者で科学読み物の名手イアン・スチュアートいよるフィクション。 数学の世界の面白さ、広がりと深さ、才能の磨き方、数学者という職業について、研究者や教授としてうまくやっていくには、など、数学を専門とする人生への総合的な指南書。数学者の半生の疑似体験ができる。 数学の普遍性についての哲学語りが勉強になる。 「人間の数学は人間が自覚しているよりずっと密接に、人間固有の生理学や、経験や、心理的な思考に結びついている。あくまで局地的なものであって、普遍的ではないんだ。幾何学で扱う点や線は、物の形に関する理論の、ごく自然な基盤に

  • Passion For The Future: 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門

    2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 スポンサード リンク 新年度です。今年はエイプリルフール企画はお休みします。 その代り、来は年初にやりたかったランキングです。 2006年にこのブログで紹介したノンフィクションの中から、これは当によかったと思うランキングで10冊+1冊並べてみました。私が2006年中に読んだというのが基準なので、昔に発表された作品も一部含まれています。 参考: ・2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004849.html まず超1位です。 ・情報考学―WEB時代の羅針盤213冊 あ、いや、よろしくお願いいたします。 さて、番です。 ■1位 フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで http://www

  • Passion For The Future: 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編

    2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 スポンサード リンク 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2006年にこのブログで紹介した小説・創作作品の中から、これは当によかったと思うランキングで10冊+1冊並べてみました。私が2006年中に読んだというのが基準なので、昔に発表された作品も一部含まれています。 このブログで紹介するのジャンルは2005年まではビジネス書・科学書が多かったのですが、2006年からは意識的にフィクションを多く取り入れるようにしました。ノンフィクションと比べると、ネタばれしてはいけない難しさがあります。書評の仕方を研究中です。 ■2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門 1位 ベルカ、吠えないのか? ・ベルカ、吠えないのか? 世界史を総括する大河小説でありながら、テンポのよい筆致で、高い娯楽性もそなえた一

  • Passion For The Future: 安徳天皇漂海記 宇月原晴明

    安徳天皇漂海記 スポンサード リンク ・安徳天皇漂海記 これは凄い小説だ。第19回(年度)山周五郎賞受賞作品。 「二位殿やがていだき奉り、「浪のしたにも都のさぶらふぞ」となぐさめたてまつって、千尋の底へぞ入給ふ」(平家物語)。1185年、壇ノ浦の戦いで敗北が確実になった平家軍の船の上から、祖母の平時子に抱かれて、8歳の安徳天皇は三種の神器とともに、海に身を投げて崩御した。 平家の滅亡から二十年の歳月が流れて、源頼朝の息子で12歳の少年、源実朝は鎌倉幕府の第三代征夷大将軍に就任していた。この物語は、安徳天皇と源実朝の二人の少年を軸にしてすすんでいく歴史ファンタジーである。第二部のマルコポーロ編では、物語は海を越え、元帝国クビライ・カーンをも巻き込んだ世界スケールへと発展していく。 諸星大二郎的な、日神話ベースのおどろおどろしいイメージが好きな人にはたまらない作品である。歴史の波を漂う安

  • Passion For The Future: 「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法

    「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法 スポンサード リンク ・「物語力」で人を動かせ!―ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法 人を論理で説得する。その難しさは誰だってわかっている。実際には人は論理だけでは納得しないのだ。このはビジネスのコミュニケーションやマーケティングにおいて、物語の力を活用せよと説く。 「モノを売り込むには、論理で攻めるよりも、相手を共感させ、感情移入させる「物語」のほうが効果的」。従来の「ロジカル・シンキング」の落とし穴は、人間が純粋にロジカルな存在ではなく、感情を持った非ロジカルな存在だという事実を見落としていることにある。 物語には、単なる論理の理解ではなく、共感、感情移入、想起、想像というプロセスがあるから強いと著者はいう。人類史上最大の説得力を持った聖書は、事実や論理ではなく、物語という形式をとっているではないかという。 「現在」か

  • Passion For The Future: 日本の聖地―日本宗教とは何か

    « Youtubeの映像をPSPや携帯電話用に簡単変換するMediaCoder | Main | MP3からボーカルを抜いてカラオケ状態にするボーカルリデューサー » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは?

  • Passion For The Future: 企画書は1行

    企画書は1行 スポンサード リンク ・企画書は1行 一枚企画書を超えて、企画書は渾身の一行に賭けよ、と説いた。 (文字通り一行の企画書を書けという意味ではない。) コンサルタントの仕事をしていると、分厚くビジュアルな企画書を書くのが仕事だと思い込んでしまう時期がある。コンサルを専門とする会社では、特に若手はたくさん書かないと企画書として認めてもらえない雰囲気もある。それで何十ページや何百ページの豪華版を作ってしまうわけだが、最終決定者が企画にGOサインを出す判断は、やはり企画書の長さではなくて、渾身の一行の精度なのである。 有名な経営者、プロデューサたちの企画立案の心構えと、彼らの代表作の一行が読める。 「一生屋台を引くことはできない」という覚悟の一行メッセージで、投資家から出資を引き出し、お好み焼きチェーンを創業した成功者。「彼女の部屋で遅めのランチパスタべながらグビグビ」でヒッ

  • Passion For The Future: 映画一日一本―DVDで楽しむ見逃し映画365

    映画一日一―DVDで楽しむ見逃し映画365 スポンサード リンク ・映画一日一―DVDで楽しむ見逃し映画365 日経済新聞土曜版、日経済新聞夕刊映画欄、雑誌「ターザン」、「フィガロジャポン」に掲載された映画評に、書下ろしを追加して、再編集された一冊。月別にテーマが設定されて1年分、365が各1ページで紹介されている。 20世紀前半のサイレント映画から、最近の映画まで、洋画邦画問わず、古今東西から名作が選び出されている。特にモノクロ映画の紹介が充実しているので、映画の長い歴史から”発掘”したい人向けである。 現在は、昔の作品が安価なセルDVDとして販売されていたり、多チャンネル放送で放送されたり、ネットのダウンロード販売もあったりして、アクセスしやすくなっている。私の場合は、オンラインレンタルDVDのDISCASを愛用していて、月8枚、映画を借りている。半分を新作、半分を名作の割合

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