―アイルランドコーク大学との共同研究から―科学雑誌『Scientific Reports』誌に掲載 森永乳業は、育児用ミルクを開発する過程で赤ちゃんの腸内フローラ※1、ビフィズス菌に着目し、その研究を50 年以上行っております。近年、世界中で腸内フローラ研究が盛んに行われておりますが、当社では、腸内フローラ、ビフィズス菌研究を更に発展させるべく、2016年7月よりビフィズス菌・乳酸菌研究の先進国であるアイルランドのコーク大学施設内にある「APCマイクロバイオーム研究所」※2と共同研究を進めています。 これまで、ビフィズス菌は赤ちゃんが産まれる際、母親の産道を通って受け継がれること(母子伝播)で腸内に定着することが通説となっておりましたが、2018年1月に同研究所との研究で、日本人では、母子間に限らず家族間(父子間や夫婦間)でビフィズス菌が伝播している可能性が示されました※3。そこで今回、家