茨城県内の80代の男性の声は弾んでいた。20年近く前に軽い脳梗塞を患って以来、地域の病院へ約3カ月ごとに1回通い、血液サラサラの薬を99日分処方してもらっている。 加えて7〜8年前からは、近所の診療所にほぼ毎月1回通い、高血圧の薬を28日(4週間)分処方されていた。それが7月から高血圧の薬も病院で99日分処方してもらうことになり、診療代が大きく減ることになった。 「診療所は薬を1カ月分しかもらえない雰囲気だったが、この連載を読んで、症状が安定していれば長期処方が可能だと分かった。病院の先生に『高血圧の薬も一緒に出してもらえませんか』と言ったら、ふたつ返事で処方してくれたので、通院先を替えました」