今回取り上げる書籍は高杉裕二さんの『中国で会社をつくったら、ひどい目に遭いました』(2014年/彩図社)。前回の『中国なんて二度と行くかボケ! ...でもまた行きたいかも。』に続いて剣呑なタイトルです。 家庭の事情で旅行できない現在は、旅に関する本の感想文をアップし、ブログを続行している私。表題通り本著は中国で会社を興した話がまとめられたもので、旅の本ではありません。よって、コンセプトからはズレますが、どうか大目に見てやってください。 軟禁、暴行、拘置所送り 高杉さんは大学で中国語を学び、卒業後は大手製菓会社に入社。150名いた同期のうち中国語を話せる唯一の人材として、すぐさま中国貿易部へ配属されます。 勤め人時代は客先の社長や専務を現地でアテンド。商談はほどほどに、酒の席で女の子を用意するなど、なかなかしんどいお仕事を任されていたようです。 で、いろいろありつつも、中国にどっしり腰を据え