アジアの人々の熱狂が、西洋人にはあまり耳慣れない名前の仮想通貨の価値を押し上げた。12月21日に仮想通貨「リップル」の価格は57.2%上昇し、初めて1ドルを突破。時価総額は462億ドルを超える規模に成長した。リップルは12月22日現在、時価総額でビットコイン、イーサリアムに次いで3位になっている。 「アジア人たちはリップルに熱狂している」とモスクワ本拠の仮想通貨投資ファンド「Polynom Crypto Capital」のCEO、Alexey Ivanovは述べた。 リップルの急騰の背景には、アジアからの投機的な投資がある。韓国の取引所「Bithumb」での取引きボリュームは21日だけで25%増となり、香港の「Bitfinex」でも10%増となった。 リップルは2012年にリップルラボとしてサンフランシスコで設立された。同社はブロックチェーン技術をグローバル規模の決済や資金移動に活用してい