人工知能(AI)は「美魔女」という言葉を生み出せるのか──そんな疑問から、雑誌編集者と自然言語処理を専門にするAI研究者の異色対談が始まった。世間ではAI記者やAIコピーライター、AIアナウンサーなどが話題を集め、人間の“聖域”とされていたクリエイティブな職種にもAIが浸透してきている。 AIが作った広告コピー では、現状の人工知能はどこまでの創造性を発揮できるものなのだろうか。それは、人間のプロフェッショナルに匹敵する実力なのか、またそのアプローチは人間のそれとは異なるのか、と疑問は尽きない。 対談したのは、「STORY」「美STORY」(現美ST)、「DRESS」などの女性誌を創刊して編集長(当時)を務め、「美魔女」という極めて優れた言葉を造り出した編集者の山本由樹さんと、AIコピーライター「AICO」や「人狼知能」、「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトなどに携わり、自然言語処理の