『稼げるコンサルタント 稼げないコンサルタント』(柳生雄寛著、すばる舎)の冒頭「はじめに」には、次のような一文があります。 サラリーマンをやめて、コンサルタントとして独立したけれど、会社員のときのほうがお金の面でも精神的な面でもよかったと言う人は多いのです。逆に言うと、稼げるコンサルタントはこのような悩みを解決している人とも言えます。 コンサルタントには漠然と「稼げる人」というイメージがあるだけに、少しばかり意外な気もします。が、著者は、このような悩みが起こるのは仕方がないことだといいます。なぜなら多くのコンサルタントは、稼ぐためのコンサルティングの技術を学ぶ機会がないから。我流でコンサルティングをしているため、稼げるコンサルタントとは逆のことをしているということ。 かくいう著者は、船井総合研究所で1日35万円以上の報酬を得るトップコンサルタントとして経験を積み、独立後は多くの企業のコンサ