仔猫の頃、ユズはアオイにちょっかいを出しまくっていた。 見ていてアオイが可愛そうになるほど。 アオイのストレスはハンパなかったに違いない。 扉の向こうのものが気ににゃるわ。 ちょっとユズ、邪魔ね。 仕方にゃいから回りこむわ。 ユズ、いちいち見にゃいでちょーだい。 ユズも気ににゃるの? これは何かしら? あっ、やめてよ! パシッ(猫パンチ) もう!やめてったら! ・・・・・。 怒り 怒りって、時間が経つと不思議にスッと消えてなくなる。 若い頃、職場のおじさんに失礼なことを言われて腹を立て「あのオヤジ一生許さん!」と息巻いていたことがあるが、翌月にはそのおじさんとアホな話で笑っていた。 多分そのおじさんは、私にとってどうでもいい存在だったんだろう。 これが大好きな人、信頼している人だったら、もっと時間がかかったかもしれない。 もし自分を傷つけたのが自分にとって重要な他人なら、その時点でその人に